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ファミコンチャンプしぐれ。


原作・ ストーリー・脚本:ひらこ


登場人物

しぐれ♀/あまね(16歳):ゲーム好きな女子高生。なみはや学園電脳部所属。ちゃきちゃきの関西っこw
あまねはしぐれそっくりな大人しい幽霊。あるゲームに未練を残し成仏できないでいる。
(しぐれとあまねは二役です)

たくま♂(18歳):電脳部部長。イケメンだけどゲームオタクな一面を持つ。しぐれ憧れの先輩

みちる♀(17歳):電脳部部員。ゲームプログラマーをめざしている。

はやと♂(18歳):電脳部副部長。調子ノリな性格のため、よくしぐれにつっこまれる

ナレ不問:文字通りナレ。


1 ナレ「なみはや学園電脳部部室」

2 はやと「おーいしぐれ、みちるぅ。今晩、なんか予定あるか?」

3 しぐれ「なんやねんな、いきなり」

4 みちる「別に予定はないですけど・・・どうしてですか?」

5 たくま「肝だめししようって計画してるんだけど参加しないかなぁって」

6 しぐれ「え・・・。肝だめしって・・・?(汗)」

7 はやと「部室棟の2階の奥に誰も使われてない部室があるんだけど、そこに・・・」

8 しぐれ「いぃ〜〜〜やぁ〜〜〜〜っ」

9 みちる「なにも出るとはいってないでしょ」

10 たくま「そこで怖い系のゲームしようって話なんだけどさ・・・」

11 はやと「大丈夫だって。しぐれがいたら幽霊なんてビビって・・・・ぐはっ」

12 ナレ「しぐれのハリセンツッコミが綺麗にきまった・・・南無ぅ」

13 しぐれ「あほかっ!あかんもんはあかんねん!!」

14 はやと「ううっ・・・ひでぇ」

15 たくま「結局どうするの?」

16 みちる「面白そうだし、ゲーム製作の参考になるかもだから参加しようかな。しぐれっちは?」

17 しぐれ「ごめんやけど、パスさせて」

18 はやと「残念だな・・・しぐれ来てくれると助かるのに」

19 たくま「仕方ないよ。あんなに怖がっちゃってるんだから。じゃあ、今晩7時、部室棟入り口に集合ね」

20 みちる「は〜いっ」

21 ナレ「そして午後7時。結局あつまったのはたくま、はやと、みちるの3人だけだった」

22 たくま「ほかの人も誘ってみたけど、怖がって参加しなかったみたいだね」

23 はやと「これでも電脳部員なのかぁ〜、この軟弱者ぉ〜」

24 みちる「セイラさんやってる場合じゃないと思うんだけど・・・」

25 たくま「そうだよ。そろそろ行くよ」

26 ナレ「3人がむかったのは壁がところどころひび割れている以外はいたって普通の部屋だった」

27 みちる「なーんだ。イメージしてたのとぜんぜんちがうじゃない」

28 たくま「まあ、本当に肝だめしするわけじゃないしね」

29 はやと「あくまでも怖いゲームをするだけだからな。そういや、たくま、なんのソフトもってきた?」

30 たくま「これなんだけど・・・シャドウゲイトってアドベンチャーゲーム。怖いかどうかはやってみないとね」

31 はやと「なんだか、マニアックなゲームだな」

32 みちる「とりあえずやってみようよ」

33 はやと「そうだな。まずはオレ様からだな」

34 ナレ「入り口で鍵をとり中へ進んだ」

35 はやと「おお、オレ様のゲーマーとしての血が騒ぐぜぇ〜」

36 みちる「はやと先輩、肝だめしなんだから落ち着いてやろうよ」

37 ナレ「そして、鍵をつかい木の扉を開け、石造りのホールウェイへとすすむ」

38 はやと「おお、さっそくアイテムらしきものはっけーん、とる・・・本と・・・うわっ」

39 ナレ「残念!私の冒険はこれで終わってしまった!!・・・すなわちゲームオーバーである」

40 はやと「なんだよっ・・・開始早々ゲームオーバーかよ」

41 たくま「そこ、とるんじゃなくて開けるんだけど・・・」

42 はやと「そんもんわかんねーって!」

43 みちる「トラップに引っかかるなんてゲーマー失格だよ(笑)次あたしの番ね」

44 ナレ「本の中に隠されていた鍵を手に入れ、鉄の扉をあけた。その中でつるぎとパチンコを手に入れた」

45 みちる「勇者たるもの武器を装備しなきゃ。つるぎ・・・つかう・・・セルフっと」

46 ナレ「すると、何を血迷ったのか勇者はつるぎを自分の左胸に刺しあえなくゲームオーバー・・・」

47 みちる「ちょ・・・この勇者マジ怖いんですけど・・・(汗)」

48 たくま「はははは、このゲームって勇者の死に様を楽しむゲームだからね」

49 はやと「そんな本末転倒な・・・ん?」

50 ナレ「突然、ドアがガタガタと震えだした」

51 たくま「な、なんだ・・・?」

52 みちる「ま、まさか・・・本当に幽霊が・・・」

53 はやと「で、出たぁ!?」

54 ナレ「たくまが扉をそーっと開けるとそこには青白い顔をしたしぐれそっくりな少女が立っていた」

55 あまね「あ、あの・・・」

56 たくま「うわっ・・・ってなんだしぐれちゃんか・・・」

57 はやと「おいおい、おどかすなよ」

58 あまね「え・・・?しぐれって・・・」

59 はやと「なーにキョトンとしてんだよ。こっちこいって」

60 たくま「せっかくだからゲームする?」

61 あまね「えっ・・・いいの?」みちる「遠慮しないで、ささっどーぞどーぞ」

62 あまねM「あ、これシャドウゲイト・・・やっと見つけたわ」

63 あまね「・・・じゃあ、お言葉に甘えて」

64 ナレ「表情を変えずにプレイするあまね。そしてついにワーロックを倒しクリアしてしまったのだ」

65 みちる「すっごい!ノーミスでクリアしちゃったよぉ!!さすがしぐれっちだぁ」

66 たくま「ぼくまだクリアしてないのに・・・先越されちゃったな」

67 はやと「さすが!電脳部のエース!!オレ様は今、モーレツに感動しているぞぉ〜」

68 あまね「ははは・・・ありがとう」

69 あまねM「これで思い残すものはないわ・・・」

70 ナレ「肝だめしも終わって帰り道」

71 はやと「いや〜シャドウゲイト、なんだかんだいって面白かったなぁ」

72 みちる「死に様を見るゲームだって言ってたけど、結局2パターンしかみれてないなぁ」

73 たくま「そうだよね、もっと理不尽な死に様をみせたかったんだけど・・・。さすが、しぐれちゃん・・・あれ?」

74 ナレ「さっきまで一緒にいたはずのしぐれ(本当はあまね)の姿はもうなかった」

75 たくま「あれ?しぐれちゃんどこにいったんだろ・・・?」

76 はやと「どうせ、なみ屋に寄り道してんじゃないの?」

77 みちる「日課だからねぇ。じゃあ、私たちもそろそろ解散します?」

78 はやと「おう!」

79 たくま「それじゃ、ふたりともまた明日!」

80 ナレ「次の日の昼休みいつもの部室に四人はあつまりだべっていた」

81 みちる「昨日の肝だめし面白かったね」

82 たくま「しぐれちゃん、相変わらずゲームうまいし」

83 はやと「怖がりっていいながらも結構楽しんでたよな?」

84 しぐれ「へ?何のことなん?」

85 みちる「何とぼけちゃってんの?昨日肝だめし来てたじゃん」

86 たくま「そうだよ、僕もクリアしてないゲームクリアしちゃったんだから・・・。覚えてないの?」

87 しぐれ「いや、うち昨日はあれからなみ屋寄り道しただけやで」

88 はやと「何だって?じゃあ、昨日いたしぐれの顔したやつ・・・いったい誰なんだ?」

89 たくま「まさか、あの子・・・」

90 みちる「ひょっとして・・・」

91 はやと・みちる・たくま(代表:はやと)「ユ、ユーレイィィィィ!?」

92 しぐれ「何?なんやの〜?」

93 ナレ「この話は電脳部の伝説として永遠に語りづがれるのであった」

94 しぐれ「やぁ〜めぇ〜てぇぇぇぇぇ〜っ」


しぐれの本編スタート!あすかとはまた違うファミコンワールドをおたのしみくださいw