ファミコンクイーンあすか・スピンオフ企画
登場人物
しぐれ♀(16歳):ゲーム好きな女子高生。なみはや学園電脳部所属。ちゃきちゃきの関西っこw たくま♂(18歳):電脳部部長。イケメンだけどゲームオタクな一面を持つ。しぐれ憧れの先輩 ムカイ♂(32歳):ゲーム大会でしぐれと対戦するキモ系ゲームオタク。高橋打法の使い手 ナレ不問:文字通りナレ。 |
1 ナレ 「大阪の下町にある小さなゲームセンター「なみ屋」。その中の一角で二人の少女が対戦ゲームをして遊んでいた。」
2 しぐれ 「よっしゃ、これで15連勝や」
3 あずさ 「くぅ・・・しぐれ、強すぎるよぉ( ̄□ ̄;)
もう1回、もう一回おねがいっ」
4 しぐれ 「ええけど・・・なんどやっても一緒やで・・・」
5 ナレ 「しぐれWIN〜!予想どおりというかなんといいますか・・・。」
6 店長 「おやおや、ふたりとも熱くなっちゃって(笑)」
7 しぐれ 「あ、店長」
8 あずさ 「てんちょーーーっ店長に教えてもらったとおりやってんのに勝てないよぉ〜」
9 店長 「あははは・・・(相手が悪すぎるわ(汗))あ、そうだ・・・」
10 ナレ 「そういって店長はエプロンのポケットから一枚のちらしをとりだした」
11 店長 「そういえばさ、来週の日曜日に日本橋商店街でファミコン大運動会ってゲームイベントあるんだけど」
12 あずさ 「ファミコン大運動会?」
13 店長 「そう、種目は運動会にちなんでハイパーオリンピック」
14 しぐれ 「ああ、コナミのスポーツゲーやね」
15 店長 「何で競うかは当日のお楽しみだよ。どう?参加してみる?」
16 あずさ 「面白そう・・・あたし参加する!しぐれはどうすんの?」
17 しぐれ 「いや、その・・・どないしよっかな・・・」
18 あずさ 「出ないとはいわせないわよ、しぐれの連勝記録ぜったいとめてみせるんだから!」
19 店長 「(小声)あずさの腕じゃ無理だと思うけどなぁ〜」
20 あずさ 「てぇ〜〜んぅ〜〜〜ちゅぉ〜〜〜っ!(怒)」
21 しぐれ 「わわわ、わかったから出るから、おちついておちついて・・・(汗)」
22 あずさ 「そうとなったら、さっそく練習に取り掛からなきゃ。店長、手伝ってね」
23 店長 「えっ・・・・またぁ?」
24 しぐれ 「・・・・やれやれ。こっちも練習するか」
25 ナレ 「そして時はながれ大会3日前。」
26 しぐれ 「あかん、記録伸びへん・・・」
27 ナレ 「放課後の電脳部の部室。しぐれは一人大会に向けて特訓を続けていた。」
28 しぐれ 「連打速度をあげれば何とかなるんやけど…」
29 たくま 「しぐれちゃん、まだやってたの?もうみんな帰ったよ」
30 しぐれ 「た、たくま先輩!」
31 たくま 「やれやれ、しぐれちゃんはひとたび集中すると周りみえなくなっちゃうもんな」
32 しぐれ 「そういえば、今度の大会、たくま先輩はでるんですか?」
33 たくま 「それが、俺、運営スタッフになってるから無理なんだ」
34 しぐれ 「なーんやぁ…、せっかく先輩と勝負できるっておもったのになぁ…」
35 たくま 「ごめんね…って、そういやなんか悩んでたみたいだけど…」
36 しぐれ 「ああ、今度の大会の練習で…もっと連打速度上げられへんかなーと思ってて」
37 たくま 「そっか、無闇に叩こうせずに手首を使ってみたら?」
38 しぐれ 「なるほど…先輩おおきに!」
39 ナレ 「たくまのアドバイスを受け、さらに特訓するしぐれ。」
40 ナレ 「そして大会の日がやってきた。」
41 あずさ 「いよいよだね〜しぐれ。とにかく予選を突破しなきゃ」
42 店長 「ふたりともがんばれよ」
43 しぐれ 「なんか緊張してきたな…」
44 ナレ 「ちらっと舞台を見る、しぐれ。舞台上にはスタッフであるたくまがセッティングをしている」
45 しぐれM 「たくま先輩見てるんやから、予選落ちできへんなぁ」
46 たくま 「大会参加者のみなさんは受付をお願いしま〜す」
47 しぐれ 「は、はいっ…!」
48 店長 「だいぶ緊張してるな…」
49 あずさ 「うん…なんかしぐれらしくないというか…」
50 しぐれ 「とりあえずがんばろっ」
51 ナレ 「あっという間に予選は終了。見事決勝に残ったのはしぐれ、あずさ、ムカイの3人。」
52 あずさ 「ふふふ…特訓の甲斐があったわ。観客の前でしぐれちゃんをギャフンといわせてやるんだから!」
53 しぐれ 「はははは…ん?」
54 ナレ 「ふと、隅にいる一人の男に目がいく」
55 ムカイ 「ふんっ…ファミコンを知らない小娘がが決勝に残るなんて時代もかわったな・・・」
56 あずさ 「何よあの男、ずっとこっち見てる」
57 しぐれ 「ほんまや、なんか怖いわ」
58 店長 「気にするなって。ほら決勝はじまるぞ」
59 実況 「まもなく決勝を行います!競技種目は100m走。一着になった人が優勝です!
それでは決勝進出者のみなさんどうぞー!!」
60 しぐれ 「よっしゃ、しぐれファミコンやったるでぇ!」
61 ナレ 「舞台上に立ったしぐれ、あずさ、ムカイの3人。観客の熱狂的な声援が響く」
62 ムカイM 「ぜったい負けるわけにいかないからな」
63 あずさM 「初勝利、絶対いただくわよ!」
64 ナレ 「二人の視線をビシビシと受けるしぐれ。」
65 しぐれ 「(小声)大丈夫、落ち着け」
66 実況 「それでは用意はいいですか〜?ゲットレディ・・・・ゴー!」
67 あずさ 「うわっ…出遅れた」
68 実況 「現在、トップはムカイ選手、続いてしぐれ選手、差は広がってあずさ選手となっております」
69 ムカイ 「出すか…必殺!高橋打法!!!」
70 実況 「おおっと、ムカイ選手、かの高橋名人を彷彿させる連打だ!しぐれ選手との差がひろがった!」
71 しぐれ 「なんやて?おいつかな…」
72 実況 「差は広がる一方、のこり40m!」
73 しぐれ 「あかん!おいつけへん・・・」
74 たくまM 「無闇に叩こうとせずに手首を使ってみたら?」
75 しぐれ 「そうや、たくま先輩が言うてた手首を使うや!」
76 実況 「のこり20m!」
77 しぐれ 「いくでぇ〜!必殺ツッコミ打法!!!」
78 ムカイ 「な、何ぃ〜?」
79 実況 「おおっと!しぐれ選手ものすごい速さでムカイ選手を抜いたぁ〜そしてそのままゴォ〜〜〜〜ルっ」
80 しぐれ 「やったぁ!優勝やぁ!」
81 ムカイ 「そ、そんな…小娘に負けるなんて…」
82 しぐれ 「ファミコンに年齢なんて関係ないで…なぁ、あずさ」
83 あずさ 「うん、そうだよ。こんなに夢中になれるのってないからね」
84 ムカイ 「そうだな、おめでとう」
85 ナレ 「互いに健闘しあう3人。そして帰り道…」
86 店長 「優勝おめでとう、しぐれ」
87 しぐれ 「あんな沢山の人の前で優勝やなんて奇跡やで」
88 あずさ 「しぐれの優勝が奇跡ならあたしが決勝にのこれたのってまぐれってことかなぁ…(´・ω・`)」
89 店長 「それだけ、腕が上がったってことだよ・・・おや?」
90 龍太郎 「おお、しぐれ〜大会みてたぞ〜」
91 ナレ 「急にしぐれの前に現れ抱擁を迫る一人の男」
92 しぐれ 「突然現れんな〜このアホ〜」
93 ナレ 「そしてすばやくツッコミをいれるしぐれ」
94 店長 「あ、あの・・・この方は?」
95 しぐれ 「ああ、こいつ?親戚の龍太郎っちゅうねん。」
96 龍太郎 「ぐぅ…し、しぐれがお世話になってます」
97 あずさ 「そ、そうなんだ・・・w」
98 龍太郎 「あのツッコミ打法っていうのか?すごかったな・・・けど・・・」
99 しぐれ 「けど・・・なんやの?」
100 龍太郎 「俺の知ってるあすかって子はもっとすごいぞ!なんせファミコンクイーンとよばれてるだけあるからな」
101 しぐれ 「ファミコンクイーン!?」
102 あずさ 「なんかすごそう…」
103 しぐれ 「なあ、龍太郎!そのあすかって子どこに住んでんの?腕前はどれくらいなん?」
104 ナレ 「龍太郎の襟首をつかみブンブンふりまわす。」
105 龍太郎 「うわっ・・・おちつけって・・・帰ったら教えるから・・・ゲフゲフっ」
106 あずさ 「ああ、しぐれのファミコン魂に火がついちゃったね」
107 店長 「そうだな・・・」
108 ナレ 「そして、月日はながれ夏休み、しぐれは単身あすかのいる町へと乗り込んでいった」
109 しぐれ 「待っててや、あすか!きっとあんたを打ち負かしたるからな」
110 ナレ 「そしてしぐれとあすかの戦いはどうなったかというのは別のお話で・・・。」
111 しぐれ 「ファミコンクイーンあすか第52話、『浪速(なにわ)恋しぐれ?』へつ・づ・く!」
ということで、あすか第一部52話、53話に登場した浪速(なにわ)しぐれが主役のお話w
そしてあすか初のゲスト作家による完全オリジナル台本ですw
あすかに登場する一キャラクターに焦点を当てたかっこよく言うとスピンオフであるw
だれかあすかの世界観をつかって台本かいてくれる方募集中w(いないかw)
ってことでファミコンクイーンあすかファンでおいらのファミコン同志のひらこ、ありがとうw