１　Ｎ　「大爆発で壁に叩きつけられるとし」

２　とし　「くっ・・」

３　Ｎ　「総統の声が聞こえてくる」

４　謎の男　「ぐははは！馬鹿息子が！」

５　とし　「くっ・・エース・・ソリティア・・」

６　Ｎ　「その頃あすかは・・」

７　あすか　「はっ！？・・」

８　マリア　「どうしたんですか？あすかさん」

９　あすか　「なにか嫌な感じが・・・」

１０　マリア　「あすかさん・・・？」

１１　あすか　「ごめん・・マリアちゃん、一人で練習してて・・」

１２　Ｎ　「そういうとどこかへ走り去るあすか」

１３　マリア　「あすかさ～ん！」

１４　マリアＭ　「どうしたんだろ、あすかさん・・よし！私も！」

１５　Ｎ　「あすかの後を追うマリア・・そして再び次世代本部」

１６　とし　「きさまぁ！エースたちを破壊したな！」

１７　謎の男　「役に立たないなら駆除するのみだ！おまえもな・・」

１８　とし　「実の息子を殺すかい？」

１９　謎の男　「これまで何のために次世代ゲーム機を買い与えてきた？それなのにファミコンなどにうつつをぬかしおって！」

２０　とし　「確かに次世代ゲームはすごいさ！面白いゲームもある！でもほんとの意味でゲーム性を表現しているのはファミコンだ！」

２１　謎の男　「私の計画にファミコンなど必要は無いのだ！ネットワーク接続が標準であるＰＳ３やＸボックス３６０でなければならん！」

２２　とし　「一体、何をたくらんでいるんだ！」

２３　Ｎ　「その頃あすかの後を追うマリアは」

２４　マリア　「ここは次世代本部！？なんであすかさんがここへ・・」

２５　Ｎ　「またまた謎の男ととし」

２６　謎の男　「もうすでに私の計画は実行に向けて動き出している・・」

２７　とし　「なに？」

２８　謎の男　「おっと！もう一人お客がきたようだな・・」

２９　Ｎ　「そこへあすかが走ってくる」

３０　あすか　「はぁはぁはぁ・・・」

３１　とし　「あなたはあすかさん！？」

３２　あすか　「たしかあなたはマリアちゃんの友達の・・」

３３　謎の男　「ちょうどいいところに来たなあすか！」

３４　あすか　「総統！」

３５　謎の男　「これから私のすばらしい計画を話すところだ。冥土の土産に聞いていくがいい・・」

３６　あすか　「計画？」

３７　謎の男　「現在ネット接続はあたりまえになっている。パソコンなどは使用者のほとんどがネット接続を行っているのが現状だ・・」

３８　とし　「そうだな・・」

３９　謎の男　「だがそれでもまだ完全ではない・・最近は次世代ゲーム機がネット接続を標準化してきている。そのユーザー数はＰＣを超えるといわれている。ＰＣに比べて簡単だからな・・私の目的はそのネットに接続された次世代機の普及だ」

４０　あすか　「普及させて何をする気なの？」

４１　謎の男　「ネットを通じて洗脳プログラムを流す・・今では政府の要人すら次世代ゲームをやる時代・・それで私の目的がわかるだろ？」

４２　とし　「世界をゲームで牛耳るつもりかい？」

４３　謎の男　「そのとおりだ・・」

４４　あすか　「ばかげてるわ！」

４５　謎の男　「計画は順調だった・・だがあすか！お前の存在のおかげでネット接続など無縁の存在であるファミコンが急速に普及してきた。ファミコンの予想外の普及で次世代機の普及が伸び悩み始めた」

４６　あすか　「ファミコンのゲーム性が見直されているのよ！」

４７　謎の男　「ファミコンの存在さえ消し去れば次世代機が普及してくる。だからこそファミコンは消えねばならん！」

４８　あすか　「ファミコンがなくたって次世代機が普及するとは限らないわ！」

４９　Ｎ　「その現場に到着するマリア。物陰に隠れる」

５０　マリア　「ここからだと良く聞こえないし見えない・・何を話しているの？」

５１　あすか　「一つ聞きたいことがあるわ！なぜサイボーグたちを人間と思い込ませているの？」

５２　謎の男　「簡単なことだよ。コンピュータはバグを起こすとそれを修正するためにプログラムを書き換えてやらなければならない・・だが人間なら一言励ましの言葉をかけてやるだけでとたんに元気になる。人間と思わせることでバグが起きたときのプログラムの手間をはぶいているのさ！」

５３　とし　「たったそれだけの理由で・・・」

５４　マリア　「あれはとしさん！？どうしてこんなところに・・・」

５５　あすか　「としさん・・あなたはなぜここにいるの？」

５６　とし　「あいつは俺の親父なんです」

５７　あすか　「なんですって！？」

５８　とし　「いまは詳しいことを話してる時間はありません！とにかくこいつのおろかな計画を止めないと！」

５９　あすか　「そうね・・」

６０　謎の男　「二人とも血祭りに挙げてやる！」

６１　とし　「おれとあすかさんがいればなんとか現状を打破できる！」

６２　あすか　「残念だけどそれは無理だわ・・・」

６３　とし　「え！？」

６４　あすか　「私はもう戦えない・・・」

６５　とし　「どういうことです！？」

６６　あすか　「私の腕はもう５０連打に耐えられない・・前にジョーカーと戦ったとき私の連射は５０も出ていなかった・・」

６７　とし　「じゃあ！エースの想いはどうするんですか！」

６８　あすか　「私だってエースと戦いたい・・想いに答えてあげたい・・」

６９　とし　「なんてこった・・エースは犬死か・・」

７０　あすか　「犬死？どういうこと！？」

７１　とし　「さっきエースは爆死しました・・・」

７２　あすか　「なんですって！？・・そんな・・」

７３　Ｎ　「力なくしゃがみこむあすか」

７４　謎の男　「ほほぉ・・あすかはもう戦えぬのか・・それは好機！」

７５　とし　「くそ！」

７６　謎の男　「ではさらにお前たちにすばらしいプレゼントをしてやろうか・・」

７７　あすか　「なに？・・・」

７８　謎の男　「役に立たぬ四天王よりもはるかに頼りになる私の人形だよ・・こい！」

７９　Ｎ　「あすかたちの前に現れる一人の男」

８０　とし　「そんな！？」

８１　あすか　「うそよ・・・」

８２　Ｎ　「次回予告」

８３　マリア　「あすかたちの前に現れる次世代最後の刺客・・ファミコン戦士たちに最大のピンチが訪れる！次回ファミコンクイーンあすか第九十六話「絶望！」次回もファミコンで燃えちゃうぞ♪」