第2部

原作:がんきち


第九十一話「報告!」

登場人物

あすか♀(21歳)・・・かつてファミコンクイーンと呼ばれた伝説のファミコン戦士。現在はファミコンの普及と新たなるファミコンクイーン発掘を目的としたファミコン普及委員会のエージェント。

マリア♀(16歳)・・・新たなるファミコンクイーンの資質をもった女の子。あすかの必殺技ゲーム拳50連打をみようみまねで覚えるなど天才ぶりを発揮する。

委員長♂(37歳)・・・ファミコン普及委員会委員長。ファミコンの復権を夢見ている。しっかりとした性格でナイスミドルw

N♂♀不問・・・文字通りナレーションww


1 N 「ファミコン普及委員会では今回の事を受けて緊急のミーティングが行われていた」

2 委員長 「極めて、不利な状況だな・・・」

3 あすか 「はい、けんじが負傷、マリアちゃんの友達のこうたくんが行方不明・・・」

4 マリア 「こうた・・・」

5 委員長 「だが奴らの詳細がいくつかわかってきたな」

6 あすか「ですね」

7 委員長 「四天王といわれるやつらがすべてサイボーグ、そして他にも次世代が作った精巧なサイボーグが日常にまぎれている」

8 あすか 「サイボーグたちは自分を人間と思い込んでいる・・・」

9 委員長 「それらのサイボーグたちを使って一体何をしようとしているのか?・・・」

10 マリア 「何かとんでもないことをしようとしているのは確かですね・・」

11 委員長 「マリアくん!君の友達のこうたくんの捜索は我々委員会が全力をもっておこなう!安心して待っていたまえ!」

12 マリア 「はい・・・」

13 委員長 「それからこれは他のエージェントからの情報だが何者かが次世代の内部で暗躍しているとの話だ」

14 マリア 「暗躍?」

15 委員長 「それが敵なのか味方なのかはわからん。だが明らかに次世代とは違う動きをしているらしい」

16 あすか 「エース・・」

17 委員長 「何か知っているのか?あすかくん」

18 あすか 「いえ・・・」

19 委員長 「そうか・・・しかし敵も本格的に動き出してきた。二人とも気をつけてくれ・・」

20 あすか 「はい!」

21 マリア 「はい!」

22 N 「委員会本部にある休憩所」

23 あすか 「マリアちゃん・・・気を落とさないで」

24 マリア 「だいじょうぶですよ♪きっとこうたは無事です」

25 あすか 「そうね・・エースが近くにいるし、きっとエースが守ってくれるわ」

26 マリア 「そうだといいのですが・・・でも気になることが・・・」

27 あすか 「気になること?」

28 マリア 「私がこうたの腕輪を見つけたとき突然強い衝撃を受けたんです。」

29 あすか 「衝撃?」

30 マリア 「はい!何かで殴られたような・・不思議なのはその後なぜ私は委員会本部の前に倒れていたのかなんです。」

31 あすか 「エースが運んできた・・・でもあの時私も次世代本部にいたからわざわざあそこまで運ぶ必要は無い・・・いったいだれが?・・・」

32 マリア 「衝撃を受けた瞬間なにか知っている人の気配がした・・・」

33 あすか 「私たちは一体どこへ向かうの?・・・・・」

34 N 「委員長室」

35 委員長 「時は来たりか・・・すべての動きが集約され一度に動き出す・・・」

36 N 「そこへ一つの物影が近づく」

37 委員長 「お前か?・・遅かったな。すべてが動き出す時が来た・・我々の理想を作るための時がな・・・・」

38 N 「どこかへ消えていく物影」

39 委員長 「すべては委員会の為に・・・」

40 N 「次回予告」

41 マリア 「次世代との最終決戦が近づく中あすかがマリアへ対し更なる向上を望むべく試練を与える。次回ファミコンクイーンあすか「ファミコンクイーンへの道」次回もファミコンで燃えちゃうぞ♪」