第八十六話「マリア対マリア!その2」
登場人物
あすか♀(21歳)・エース♂(16歳)・・・かつてファミコンクイーンと呼ばれた伝説のファミコン戦士。現在はファミコンの普及と新たなるファミコンクイーン発掘を目的としたファミコン普及委員会のエージェント。 |
1 N 「ファミコン大会で姿を偽り優勝したマリアの前に現れた偽マリア。正体をあらわしたマリアとの戦いが始まる!」
2 けんじ 「使用ソフトはHAL研究所の宇宙警備隊!オーソドックスなパワーアップシューティングだ!それゆえに基本に忠実な攻略が必要だ!」
3 マリア 「はい!」
4 N 「ゲームスタート!」
5 あすか 「出だしはお互い様子見といったところね」
6 けんじ 「それにしても偽マリアはなかなかマリアちゃんの動きをコピーしてるな」
7 あすか 「それだけにもったいないわ!普通にその実力でゲーマーになってれば結構な実力なのに・・・」
8 偽マリア 「あなたをコピーするのに苦労したわ!その成果を見せてあげる!ゲーム拳!50連打!」
9 マリア 「へえ・・すごいじゃない!でも私だって50連打は得意なんだから!ゲーム拳!50連打!」
10 N 「50連打同士がぶつかり合う」
11 けんじ 「連射速度、パワーとも互角・・・」
12 あすか 「なかなかね」
13 偽マリア 「パワーアップアイテムをとってここで一気に敵を撃破!」
14 マリア 「やるわねぇ!私だって負けないよ!ここでこう!」
15 N 「互いに一歩も引かぬ攻防を繰り広げるしかし」
16 偽マリア 「はぁはぁ・・」
17 けんじ 「ここで本物と偽者の違いが出てきたな・・・」
18 あすか 「ええ・・」
19 偽マリア 「どういうこと!?」
20 マリア 「確かにあなたは私の動きを忠実にコピーしてるわ。でもねコピーすることに全部の情熱をかけすぎて基本の体力を鍛えてなかったのよ」
21 偽マリア 「くっ!」
22 あすか 「この勝負決まりね・・・」
23 けんじ 「そろそろあきらめた方が良いぞ偽マリア!」
24 偽マリア 「あきらめない!最後まであきらめない!」
25 マリア 「その情熱をもっと別なことにつかって!」
26 偽マリア 「あきらめない・・あきらめない・・・あきらめない・・・」
27 けんじ 「ん!?様子がおかしい!?」
28 N 「偽マリアの体から煙が噴出す」
29 あすか 「まさか!?」
30 けんじ 「あぶない!」
31 N 「けんじがマリアを抱いてステージから離れる!すると偽マリアが爆発する」
32 マリア 「サイボーグ・・・」
33 けんじ 「次世代か・・・」
34 あすか 「またサイボーグの心をもてあそんで・・・ゆるせない!」
35 N 「そこへエースが現れる」
36 あすか 「エース!?」
37 エース 「ここにも仲間がいたのか・・・」
38 あすか 「どういうこと?」
39 エース 「おっさんの計画のひとつにサイボーグゲーマーをいろんなところに出すってのもあるらしい。そのひとつだろうなこの子も・・」
40 マリア 「何も知らなかったのね・・かわいそう(涙)」
41 エース 「おそらくもっとこの地に俺の仲間はいると思う・・」
42 マリア 「やっぱり次世代は倒さなきゃいけない!」
43 あすか 「そうね・・・」
44 エース 「俺は妹を奴から引き離して、」お前と戦えれば良いんだ!好きにしたらいい」
45 けんじ 「しかし疑問だがなぜ偽マリアは息を切らせたんだ?」
46 エース 「そこらへんも巧妙にプログラムされてるのさ・・本人にサイボーグと気づかせないためにな」
47 あすか 「なぜそんなことを・・・」
48 エース 「サイボーグであることを知られるといろいろ困るらしい・・それ以上のことはわからない・・」
49 マリア 「とにかく来た相手は倒していきます!」
50 あすか 「そうね、そうするしかないわ!」
51 マリア 「そして何も知らずに戦うサイボーグを助けたい・・」
52 エース 「もっと早くお前たちに出会っていればおれもソリティアももう少しマシな生き方ができたかもな・・・」
53 あすか 「え!?」
54 エース 「なんでもない!じゃあ俺は行くぜ!」
55 N 「去っていくエース」
56 けんじ 「しかし奴らの野望が明らかになっていくごとに奴らの強大な力が怖く感じてくるよ」
57 あすか 「そうね・・」
58 マリア 「私は負けない!ファミコンはみんなで楽しむためのもの!それを取り戻す!」
59 N 「次回予告」
60 マリア 「こうたとけんじが次世代本部に乗り込む!しかしそこにまっていたものは・・・次回ファミコンクイーンあすか第八十七話「次世代ゲーム機普及委員会」次回もファミコンで燃えちゃうぞ♪」