第2部

原作:がんきち


第七十話「テスト!その2」

登場人物

マリア♀(16歳)・・・新たなるファミコンクイーンの資質をもった女の子。あすかの必殺技ゲーム拳50連打をみようみまねで覚えるなど天才ぶりを発揮する。

エドワード♂(27歳)・・・ファミコン普及委員会のエージェントにして適正試験の検査官。あすかたち女性ゲーマーに対していい顔をしていないがマリア達のひたむきな姿をみてすこしづつ心情が変わってくる。

N♂♀不問・・・文字通りナレーションww


1 N 「委員会の試験会場に入るマリア」

2 マリア 「まっくらだなぁ」

3 N 「突然部屋が明るくなる」

4 マリア 「なに!?」

5 N 「するとそこには外人の男性が立っていた」

6 エドワード 「君か?委員会に入りたいというお嬢さんは」

7 マリア 「はい!」

8 エドワードM 「委員会にこんな子供や女までいれるとは・・・あすかといい、委員長は何を考えているのだ・・・」

9 マリア 「何か言いました?」

10 エドワード 「いや・・なんでもない!適正試験は簡単だ!このゲームをクリアすればいい。」

11 N 「そういうとエドワードはハドソンのロードランナーをマリアに差し出した」

12 マリア 「ロードランナー?」

13 エドワード 「やったことないのか?」

14 マリア 「やったことないです」

15 エドワードM 「いよいよ持って委員長たちは何を考えているんだ・・・」

16 エドワード 「とにかくロードランナー50面をクリアするんだ!・・クリアできればだがね・・」

17 マリア 「がんばります!」

18 N 「早速ロードランナーをはじめるマリア」

19 マリア 「今日もファミコンで燃えちゃうぞ♪」

20 N 「順調にゲームを進めていくマリア」

21 マリア 「ここで穴を掘って敵を待ってっと」

22 エドワード 「ほお、初めてやる割にはスムーズにゲームを進めているな」

23 マリア 「結構簡単なゲームですねぇ」

24 エドワード 「それも最初のうちだけだ」

25 N 「徐々に難易度が上がっていくロードランナー」

26 マリア 「あれ?これはこうやって・・・ここはこうかな?・・・・あっ、違う!」

27 エドワード 「さっきの余裕はどうした?」

28 マリア 「まっ・・まだまだ余裕です!」

29 N 「しかし敵に追い詰められていくマリア」

30 マリア 「ああ〜」

31 N 「敵にやられてしまうマリア」

32 エドワード 「はははは!その程度でやられてしまうようでは委員会に入る資格はないぞ!」

33 マリア 「くう!」

34 N「くやしがるマリア」

35 マリア 「もう一度やらせてください!」

36 エドワード 「何度やっても無駄だと思うがね・・・まあいいだろう!」

37 マリア 「やったぁ♪」

38 N 「再びゲームをはじめるマリア」

39 マリア 「今度は絶対にクリアしちゃうもん!」

40 N 「さっきの反省点も踏まえなんとか最終面に到達する」

41 マリア 「ぜ〜ったい、クリアするんだもん!」

42 エドワード 「なかなか筋はいいな・・2回目のプレーで最終面に到達とは・・しかし・・」

43 N 「最終50面には驚くほどおおい敵キャラと製品版とはまったく違うステージ構成の画面が待ち受けていた」

44 エドワード 「さあお手並み拝見と行こうか・・」

45 マリア 「敵が多い・・でもここであきらめたら私は悔しくなっちゃう!」

46 エドワード 「金塊が一番天辺にある・・はしごもなければ敵も多い・・さあどうするかね?」

47 マリア 「ゲーム拳!50連打!」

48 N 「50連打を発動するマリア・・敵を次々と地面に埋めていく」

49 エドワード 「敵を倒すだけではクリアできんよ・・」

50 N 「するとマリアの指から血が噴出す」

51 マリア 「うわ〜」

52 エドワード 「それ以上はもうやめておけ!手が使い物にならなくなるぞ!」

53 マリア 「絶対止めません!クリアするまでは!じゃないと試験に合格できない!」

54 エドワード 「そこまでしてこの試験に受かることに執着するとは!」

55 N 「すると画面が突然ゆれ始めた」

56 マリア 「なに!?」

57 エドワード 「ふっ・・まさかこのエンディングを見ることになるとは・・・明日か以来だな・」

58 マリア 「え!?」

59 N 「すると天辺にあった金塊がブロックごと落ちてくる・」

60 マリア 「やった〜!クリア!」

61 エドワード 「本来この試験は最後まであきらめない強い心があるかどうかを見極めるものなんだ・・だから最後の金塊は取らなくてもよかった。だが君はあすかと同じ50連打を使ったことでこのゲーム唯一のクリア方法である猛連射で画面に振動を起こし金塊を落とすという条件を満たしたんだ。」

62 マリア 「そうなんですか?」

63 エドワード 「このクリア条件を満たしたのは君とあすかだけだったんだよ。新たなファミコンクイーン候補か・・・確かに君ならあすかを超えられるかも知れんな・・おめでとう!委員会入りを認めよう!」

64 マリア 「やったぁ!」

65 エドワード 「これからよろしく頼むよ^^」

66 マリアM 「ファミコンクイーン・・・私なれるかな?・・・」

67 N 「ファミコンクイーンを志すマリア・・その道は険しいものとなる・・」

68 N 「次回予告」

69 マリア 「ファミコンクイーンになることを意識し始めたマリア・・・そこへ次世代以下略からの新たな刺客が現れる!次回ファミコンクイーンあすか第七十一話「武士道!」次回もファミコンで燃えちゃうぞ♪」