第2部
原作:がんきち
第六十八話「A」
登場人物
あすか♀(21歳)・エース♂(16歳)・・・かつてファミコンクイーンと呼ばれた伝説のファミコン戦士。現在はファミコンの普及と新たなるファミコンクイーン発掘を目的としたファミコン普及委員会のエージェント。 |
1 N 「次世代以下略本部」
2 ソリティア「あ〜あ、ジョーカーちゃん帰ってきちゃったのかぁ。じゃあ次は私が楽しむ番だね♪」
3 N 「中古ファミコンショップ」
4 こうた 「あれ?あすかさんは?」
5 マリア 「今日は来てないみたいだね。それよりもっともっとファミコンをうまくならなきゃ!早くあすかさんのようになりたいなぁ」
6 こうた 「でもマリアは今のままでも十分すごいと思うけどなぁ」
7 マリア 「でも負けちゃったのは事実だもん。私の50連打はあすかさんのとは違うのよ。」
8 こうた 「違う?」
9 マリア 「うん!ボタンの連打は問題ないみたいだけどコントロールがぎこちないのよねぇ。そこを改善しなきゃ。」
10 こうた 「自分でそこまで分析したのかよ!すげ〜!」
11 マリア 「努力努力♪」
12 N 「そこへあすかたちがやってくる」
13 あすか 「がんばってるね♪」
14 マリア 「あすかさん!」
15 けんじ 「あの出来事でへこまずにさらにやる気をみせるとはたいしたもんだ!」
16 あすか 「そりゃぁ未来のファミコンクイーンですもの♪」
17 マリア 「まだ決めたわけじゃないんですけどぉ・・」
18 けんじ 「あすかが一人で舞い上がってるだけじゃん♪」
19 あすか 「ぶたれたい?(にこり)」
20 けんじ 「かんべんしてください」
21 N 「すると突然・・」
22 ソリティア 「じゃ〜ん♪皆さんこんばんわぁ〜♪」
23 こうた 「なんだ!?」
24 ソリティア 「私ソリティアっていいま〜す♪次世代ゲーム機普及委員会からあなた達をぶっ潰しにきたんで〜す♪」
25 あすか 「次世代!?」
26 けんじ 「また別なのがきたのか!?」
27 ソリティア 「二度とファミコンなんて言葉を出せないようにしてあげるから覚悟してね♪」
28 マリア 「勝負?」
29 ソリティア 「あたりまえじゃな〜い♪あなたもぶっ潰してあげるから楽しみにしてね♪あっ、そうそう、ソリティアはぁジョーカーちゃんより強いからそこらへんちゃんと覚えといてね♪」
30 マリア 「え!?」
31 あすか 「まずいわ・・ジョーカーにもまだ歯が立たないマリアちゃんがそれより強い相手と戦うなんて無理だわ!」
32 けんじ 「どうする?」
33 あすか 「こんなことならジョーカーとの戦いの後引っ張ってでもファミコン普及委員会に入れて秘密特訓させるべきだったわ」
34 けんじ 「いまさら言っても遅いぜ!どうするんだよ!あすかですらジョーカーを追い払うのがやっとだったんだろ?」
35 マリア 「私戦う!」
36 こうた 「え!?」
37 マリア 「たとえ敵わない相手でも全力で行くのがファミコン戦士なんですよね?あすかさん!」
38 あすか 「確かにそうだけど・・」
39 ソリティア 「わ〜い♪相手してくれるんだねぇ♪ソリティアうれしい♪腕の一本でも折ってあげようかなぁ?」
40 マリア 「絶対負けないって気持ちが大事!」
41 こうた 「さすがマリアだぜ!」
42 けんじ 「しかし気合だけじゃどうにもならないことがあるぜ!絶体絶命のピンチだぜ!」
43 あすか 「もう!けんじ!何でそう弱気なのよ!だからへなちょこけんじってよばれるのよ!」
44 けんじ 「おい待て!いままでそんなこといわれたことないぞ!」
45 あすか 「ゲームだってうまくできないくせに!」
46 けんじ 「言われ放題だな・・」
47 あすか 「だってほんとのことだもん!」
48 ソリティア 「いいかんげんに痴話喧嘩はやめてくれませんかぁ?じゃないとぶっころしちゃうぞぉ♪」
49 マリア 「ゲームはなに?」
50 ソリティア 「じゃあキャラがかわいいからぁナムコのパックランドとかにしようね♪」
51 こうた 「パックランド・・・ナムコの横スクロールアクション、前作パックマンからガラリジャンルが変わったがパワーえさなどの要素はそのままのこってるで、・・」
52 マリア 「長いからそこまで!眠くなっちゃうよ」
53 こうた 「そんなぁ・・ここがおいらの見せ場なのに(涙)」
54 マリア 「すごく不安だけど今日もファミコンで燃えちゃうぞ♪」
55 N 「そのとき突如カードが投げ込まれる」
56 ソリティア 「なに!?」
57 あすか 「カード?・・・まさか!?あいつじゃ・・」
58 N 「そのカードにはAと書かれていた」
59 あすか 「A?・・エース?・・エース!?」
60 エース 「ソリティア!勝手に行動した事、総統はかなり怒ってるぞ!早く戻って来いとさ。」
61 ソリティア 「いや〜ん♪」
62 あすか 「その声・・エース?エースなのね!」
63 エース 「今はまだおまえと話すときじゃない・・ソリティア!帰るぜ!」
64 ソリティア 「もぉ・・これから楽しくなるところだったのに〜(涙)わかったよぉ、帰るよぉ・・」
65 N 「去っていくソリティア」
66 けんじ 「たすかったな・・」
67 あすか 「エースがなぜ・・・」
68 マリア 「あすかさん?・・・あすかさん!」
69 あすか 「ん?・・あっ!ごめん!どうしたの?」
70 マリア 「ファミコン普及委員会に入ったらうまくなれるんですか?」
71 あすか 「今は私しか教えられない状況だけど委員会に行ったら何人ものファミプロがかわるがわる教えてくれるよ♪」
72 マリア 「私・・・委員会に入ります!」
73 あすか 「ほんと!?」
74 マリア 「はい!」
75 けんじ 「ただし委員会に入るには認定試験を受けなきゃいけない」
76 マリア 「認定試験?」
77 あすか 「適正テストみたいなものよ。マリアちゃんなら問題ないと思うわ。」
78 けんじ 「試験は日曜日の朝10時から委員会本部で行われるから。」
79 あすか 「当日はわたしが迎えに行くわ!」
80 マリア 「はい!」
81 こうた 「で、おいらはおいてけぼり?・・・」
82 N 「次回予告」
83 あすか 「委員会の認定試験に向かうマリア達・・しかしそこへ次世代以下略の妨害が入る!果たしてマリア達は認定試験に間に合うのか?次回ファミコンクイーンあすか第六十九話「テスト!」ファミコンは伝説から神話へ・・・」