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原作:がんきち


第二十五話「ロッキー来襲?あすか最大の危機!その4」

登場人物

あすか♀(16歳)・・・良くも悪くも普通の女の子だったがファミコンとの出会いで次第にファミコン戦士へと成長していく。

ゆうひ♂(3?歳)・・・年は30代と思われる。どことなく伝説のあの男に似ている。

ロッキー?♂(14歳くらい?)・・・若かりし頃のファミコンロッキーこと轟勇気そっくりな男の子。ゲーム拳、50連打を使いこなす。

N♂♀不問・・・文字通りナレーションww





1 ロッキー? 「よく俺の居場所がわかったな」

2 あすか 「ファミコンやってる人なら必ず中古ファミコンショップに来ると思ったわ!」

3 ロッキー?「で?俺に勝てるだけの腕は手にしたのか?」

4 あすか 「あなたが偽ロッキーだということはわかっているわ!」

5 ロッキー?「ああ、そのとおりさ!おれはロッキーに瓜二つの顔をもったただの他人さ!」

6 あすか 「なぜファミコンロッキーを名乗ったの?」

7 ロッキー? 「おれはいじめられっ子だった!いじめた奴らを見返すにはなにか一芸を持たなきゃならなかった!で、ゲームをえらんだのさ!今ファミコンブームだしおれはファミコンロッキーに似てた。だからファミコンロッキーになりきったんだ!」

8 あすか 「私を狙ったのはなぜ?」

9 ロッキー?「あんたを倒せば有名になれる!そうすれば誰も俺をいじめない!」

10 あすか 「そんなことをしなくてもいじめられなくなる方法はいくらでもある!ファミコンは楽しむものよ!そんないじめられなくなるための道具じゃない!」

11 ロッキー?「うるさい!とにかくおまえを倒せばすべてうまくいくんだ!」

12 あすか 「せっかく50連打が使えるんだから純粋にゲームを楽しもうよ」

13 ロッキー?「この50連打だって偽者さ!手の中に連射装置を隠してるだけだ!こうでもしなきゃおれはずっといじめられるんだ!」

14 あすか 「なんて人なの!あなたを倒して改心させるわ!]

15 ロッキー?「例えいんちきでもおまえを倒す!」

16 あすか 「第二十五話・ロッキー来襲?あすか最大の危機!その4」

17 N 「戦いが始まった!それを物陰からそっと見つめるゆうひ」

18 ゆうひ 「グラディウスは元々スコアアタック向けのゲームじゃない。しかしファミコン版には隠しボーナスなどがある。それをいかにとっていくか。そこが勝負の分かれ目だ」

19 あすか 「たしか火山ステージには隠しボーナスがあったはずだわ。それをとって!」

20 N 「パワーカプセルをとりパワーアップしつつ敵を全滅させていくあすか」

21 ロッキー? 「パターンを覚えているのか。こっちは最初から力押しだぜ!ゲーム拳!50連打ぁぁぁ!」

22 あすか 「くっ!いんちきとわかっていてもやっぱり凄い!」

23 N 「ものすごい勢いで追い上げてくるロッキーに似た少年」

24 あすか 「私だって負けないんだから!まずはゲーム拳倒立40連打!」

25 N 「逆立ちをし40連打を始めるあすか」

26 ゆうひ 「昔俺もやったな、あの技」

27 ロッキー? 「くっ!まだまだ!おりゃぁぁぁぁ!」

28 あすか 「ゲーム拳!阿修羅乱れうち!」

29 ゆうひ 「その技まで本能でマスターしたのか!?なんて子だ!」

30 ロッキー? 「くそ!50連打を使ってるのに追い込まれるなんて!」

31 N 「隠しボーナスや破壊できる敵を完璧に倒すあすか。ロッキーに似た少年は動揺し思うように進められなくなってくる」

32 ロッキー? 「くそ!くそ!」

33 ゆうひ 「うまい!確実に得点をゲットしている!」

34 ロッキー? 「うわ!なんだこれは!」

35 N「ロッキーに似た少年のビックバイパーが突如ワープした」

36 ゆうひ 「ファミコン版にはワープがある!クリアを競うルールなら有効だがこれは得点勝負ワープすることで得点ポイントを越してしまう!」

37 あすか 「見せてあげるわ!本物の技を!」

38 ロッキー? 「なに!?」

39 あすか 「ゲーム拳!50連打ぁぁぁぁぁ!」

40 ロッキー? 「うわ~!」

41 N 「これまでにない勢いで連打するあすか!」

42 ゆうひ 「50連打を完璧にマスターしてる!モーションも腕に負担がかからないようになってる!」

43 N 「冷や汗をかきはじめるロッキーに似た少年、しかしその汗が連打によってボロボロになりかけ基盤が見えかけたコントローラに落ちてしまう!」

44 ロッキー? 「うわ~!」

45 あすか 「どうしたの!?」

46 ロッキー? 「しびれるぅ~」

47 ゆうひ 「いかん!汗で感電している!」

48 N 「慌てて飛び出そうとするゆうひ、しかしそれより先にあすかが自らのコントローラを投げ捨て救出しようとする」

49 あすか 「きゃぁぁぁ!」

50 ロッキー? 「あすか・・・」

51 N 「自ら感電しながらもロッキーに似た少年からコントローラを引き離すあすか」

52 あすか 「はぁはぁはぁ・・だい・・じょう・・ぶ?」

53 ロッキー? 「あすか・・・」

54 N 「二人のビックバイパーはやられてしまう」

55 ゆうひ 「あすかちゃん・・・」

56 あすか 「二人ともやられちゃったね・・・」

57 ロッキー? 「ごめんよ・・ごめんよ・・・」

58 N 「泣き出すロッキーに似た少年」

59 あすか 「別状はないみたいだね・・・もう一回最初から勝負だよ!」

60 ロッキー? 「わかった!今度は実力であすかとたたかうよ!」

61 あすか 「うん^^」

62 N 「再び最初からゲームをスタートさせる二人・・それを影からやさしいまなざしで見つめるゆうひ」

63 ゆうひ 「ファミコンクイーンあすかか・・・まだまだファミコンは捨てたモンじゃないな・・あすか・・今度会うときはとどろきゆうひじゃなく・・・とどろきゆうき、ファミコンロッキーとしてあおう!」

64 N 「そういうとどこかへ去っていくゆうひ・・いやファミコンロッキー」

65 あすかM 「ゆうひさん・・いえ・・ロッキー!今度会うときにはもっともっと強くなります!だから・・・正々堂々勝負してくださいね」

66 N 「次回予告」

67 あすか 「ファミコン大会がまた行われた、そこで組まれたとあるカードにあすかはくぎ付けとなる。いろんな意味で暑苦しい男達の戦い!次回ファミコンクイーンあすか第二十六話・ホットソウル!」あすか、ファミコンしちゃいま~す♪」


いや~今回の4部作はかなりシリアスでしたw
次回からまたいつものあすかに戻る予定で~すw