第十七話「パックマンフィーバー!」 あすか♀(16歳)・・・良くも悪くも普通の女の子だったがファミコンとの出会いで次第にファミコン戦士へと成長していく 1 N 「負けず嫌いでタカビーな姉えいこにパックマンで勝負を挑まれたあすか。ちなみにお嬢様言葉を使っているがえいこは別に金持ちのお嬢様でもなんでもない」 2 えいこ 「そこ!うるさいですわよ!」 3 あすか 第十七話「パックマンフィーバー!」 4 たくや 5 あすか 6 たくや 「で、その思い出のパックマンをやったことあるのか?」 7 あすか 「もっちろん♪・・といいたいところなんだけどぉ・・実は一回もやったことないの(汗)」 8 たくや 「パックマンは画面上にちらばったえさをすべてとるとクリアになるドットイットが他のアクションゲームだ。通常はモンスターに追いかけられる立場だが数個あるパワーえさを取るとモンスターを食べることが出来追いかける立場に変わる。どういうパターンで責めるかが重要だ。」 9 あすか 10 たくや 「これが俺の役割だからね(涙)」 11 あすか 「とにかくやってみるね」 12 N 「パックマンを始めるあすか、だがすぐにやられてしまう」 13 たくや 「だめだよパワーえさをそんなに連続で取ったら後がつらくなるだろ」 14 あすか 15 たくや 「パワーえさはなるべく取っておいてピンチのときに使うんだ。今回はタイムアタックによる得点勝負だ慌ててクリアする必要はない!」 16 あすか 「そっかぁ、頑張って練習しよっと♪」 17 たくや 「ずいぶんと楽天的だな?」 18 あすか 「だって相手はおねーちゃんだもん、本気でやっちゃったらおねーちゃんムキになるでしょ?」 19 たくや 「たっ、たしかになぁ・・(汗)」 20 N 「そんなこんなで試合当日」 21 えいこ 22 たくや 「それを俺に言われても・・・てか、おをつけるなって〜の!」 23 あすか 24 えいこ 「用は済んだからつれてきませんでしたわ!パックマンをマスターした私にセコンドやアドバイザーなどいりませんわ!」 25 たくや 26 えいこ 「何か言いまして?おたくや」 27 たくや 28 えいこ 29 あすか 30 えいこ 31 あすか 32 N 33 たくや 「時々出てくるフルーツなども取りこぼすなよ、あすか!」 34 あすか 「わかってるよ、頑張る!」 35 N 36 たくや 37 えいこ 38 たくや 39 あすか 40 たくや 41 えいこ 42 たくや 43 えいこ 「私の友達は昔フランスで行われたパックマンのゲーム大会で一位になった実力者ですのよ」 44 たくや 45 あすか 「おねーちゃん凄い!」 46 たくや 47 あすか 48 N 「しかしあすかのほうは敵から逃げ回ったりするなどして思うように動けない」 49 えいこ 「どうしたんですの、あすか?あんまり進んでないようですわね」 50 あすか 51 たくや 「あせるなあすか!これはクリアを競う勝負じゃないんだ!」 52 あすか 53 たくや 「さすが姉妹・・負けず嫌いなところはそっくりか・・・」 54 えいこ 「さあ追いつけるなら追いついてみなさいあすか!」 55 あすか 「絶対におねーちゃんには負けない!」 56 たくや 「ん?まてよ・・・えいこが使う永久パターンはモンスターを近づけさせずに安全にクリアする方法だ・・・とすると?」 57 N 58 たくや 「あすか・・・何気に勝ってるぞ・・・」 59 N 60 あすか 61 えいこ 62 あすか 63 えいこ 64 たくや 65 あすか 66 N 67 あすか 68 たくや 69 あすか 70 たくや 71 えいこ 72 あすか 73 えいこ 74 たくや 75 N 76 えいこ 77 あすか 78 えいこ 79 たくや 80 えいこ 81 あすか 82 えいこ 83 たくや 84 えいこ 85 N 86 あすか 87 たくや 88 N 89 あすか
登場人物
たくや♂(31歳)・・・あすかのいとこ。ファミコン直撃世代でありファミコンに関する知識は豊富。だがゲームの腕は人並み。あすかの良きアドバイザー。
えいこ♀(25歳)・・・あすかの姉。お嬢様言葉を使いやたらとタカビー。負けず嫌いな正確で小さな頃からあすかやたくやを困らせていた。
N♂♀不問・・・文字通りナレーションww
「あすか、パックマンはわかるな?」
「私が初めてファミコンを見たとき動いてたのがパックマンだよ♪」
「いつもながら詳しい解説ありがとね、たくや兄ちゃん♪」
「だってついつい全部食べちゃうんだもん」
「やっと出番が来ましたわね!もっとわたしを出しなさい!おたくや!」
「そういえば、おねーちゃんにパックマン教えた人は?」
「鬼だな・・・」
「だから、おを・・・もういいや・・疲れた・・・」
「あすか!いつの世も姉を先頭に立てるのが常(つね)ですわよ!」
「おねーちゃんは昔から先頭に立ちすぎ!・・・ってそんなことよりゲームは楽しむものだよ?そんな常に一番になりたいからなんて思いでゲームしてたら楽しめないよ」
「私は常に一番になるために生まれてきたのよ!たとえかわいい妹であっても・・・私の前にはたたせませんわよ♪おーほほほほ」
「あすか、ファミコンしちゃいま〜す♪」
「今回も出番が少ない気がするが・・・ゲームスタート!」
「順調にゲームを進めるあすか、それに対してえいこは奇妙な動きをしていた」
「えいこの動き方が変だ?・・まさか!?」
「お〜ほほほほ♪」
「そのうごきはまさか永久パターン!?」
「永久パターン?」
「ある法則にもと基づいて動くと敵にやられることなくゲームを進めることが出来るんだ!」
「そのとおりですわ♪これなら安全にゲームを進めることが出来ますのよ」
「いつの間にそんな技を!」
「その友達をあっさり置いてきたのかよ・・・」
「あすかのほうは正攻法だからな、敵にやられる可能性もある・・気を付けろよあすか!」
「もちのろんよ♪確実にフルーツターゲットを取って、いかなきゃ」
「あ〜もう!モンスターが邪魔よ!」
「わかってるんだけど・・ゲームを楽しむのよあすか・・・でも・・やっぱりおねーちゃんにはまけたくないよぉ!」
「たくやがふとスコアを見る・・」
「あすかも慌ててスコアをみる」
「ほんとだぁ」
「なんですって!?」
「このままいっきにいくわ!」
「永久パターンをしてたら追いつけませんわ!」
「いまのうちに稼げるだけ稼ぐんだ!」
「いくわよ!おねーちゃん!ゲーム拳!30連打!」
「30連打で十字キーを叩くあすか。すると画面に変化が現れる!」
「なんかえさが全部パワーえさになっちゃった!」
「これは・・・パックマンフィーバー!」
「パックマンフィーバー?」
「かなり確立は低いが何度か目撃されているバグだ!すべてのえさがパワーえさになり・・・モンスターも食べ放題だ!」
「わたくしが負けるというの?・・・そんな・・・」
「おねーちゃんもゲームをたのしもう?一番になるのは楽しんでからでもおそくないよ!」
「悔しいけど・・・あすかには勝てないというのはわかりますわ・・・」
「制限時間だ!」
「圧倒的点差で勝利するあすか」
「さすがはわたくしの妹ですわ。潔く負けを認めますわ」
「おねーちゃん・・」
「でも必ずわたくしがあすかを超えて一番になって見せますわ!」
「あらら」
「それまでわたくしもNES(ネス)を楽しむことにしますわ」
「うん!」
「おたくや!私が次に戻ってくるまであすかをしっかりたのみますわよ!」
「最後までまともに名前呼んでくれなかったか・・・(涙)」
「でわ、わたくしはフランスにかえりますわよ!」
「そういうと帰っていくえいこ」
「結局まともに家にはこなかったね」
「何しに来たんだ?・・・あいつ・・」
次回予告
「あすかの前に再びあの男が現れる!オタク攻撃にあすかの精神は耐えられるのか?次回ファミコンクイーンあすか第十八話「逆襲の宮崎!」あすか、ファミコンしちゃいま〜す♪」