原作:がんきち


第十四話「敵はあすか!」

登場人物

あすか♀・エース♂(16歳)・・・良くも悪くも普通の女の子だったがファミコンとの出会いで次第にファミコン戦士へと成長していく。
エースはあすかそっくりの男の子。(出来れば両性の方がかぶりで)

ゆきな♀(16歳)・・・あすかの親友。ゲーム好きだがゲームの面白さよりも登場キャラのイケメン目的という軟派ゲーマw

たくや♂(31歳)・・・あすかのいとこ。ファミコン直撃世代でありファミコンに関する知識は豊富。だがゲームの腕は人並み。あすかの良きアドバイザー。

エミー♀(16歳)・・・アメリカからやってきたファミコンチャンピオン。アメリカ版ファミコン「NES(ネス)」の名前をとってNES(ネス)クイーンと呼ばれている。

謎の男♂(?歳)・・・次世代ゲーム機普及委員会の総帥。ファミコンの人気復活が次世代機の普及の妨げになるとファミコンを敵視している。そのファミコンブームの火付け役といえるあすかを付けねらう。

N♂♀不問・・・文字通りナレーションww





 「未だ謎に包まれた次世代ゲーム機普及委員会本部」

謎の男

 「エースよ!準備は出来ているだろうな・・・」

エース

 「もちろん。あすかを倒せるのは俺だけさ。」

 「そこにはあすかにそっくりな少年が立っていた・・・」

謎の男

 「目には目を・・あすかにはあすかを・・ふふふ・・はははは!」

あすか

 第十四話「敵はあすか!」

 「相変わらず仲良く歩く例の三人娘」

エミー

 「例の三人娘ってなんですかぁ」

ゆきな

 「なんかひとくくりにされてるね(汗)」

10

あすか

 「何かいった?」

11

 「こっちの話である。そんな例の三人娘の前にエースが立ちふさがった」

12

エミー

 「ん?」

13

ゆきな

 「あすか・・・?」

14

エース

 「おまえがあすかか・・・確かにそっくりだな・・・」

15

あすか

 「あなたは誰?」

16

エース

 「おれはエース!次世代ゲーム機普及委員会から来た!」

17

エミー

 「相変わらず長い組織名で〜す」

18

エース

 「俺だって言いづらいんだよ!」

19

あすか

 「その次世代なんたらが何のようなの?って私を倒すためか・・」

20

ゆきな

 「まあそうだろうねぇ」

21

エース

 「さあこれで勝負だ!」

22

 「エースが差し出したのは日本物産のマグマックスだった」

23

エミー

 「お〜地味で〜す!」

24

あすか

 「地味だよね・・」

25

エース

 「地味って言うな!」

26

たくや

 「パーツを集めてロボットになると攻撃力が上がる横スクロールシューティングだ!まあなんだ・・地味だな・・」

27

あすか

 「わっ!?」

28

ゆきな

 「相変わらず絶妙なタイミングで出てきますね(汗)」

29

たくや

 「登場のことはいい!しかしあすかにそっくりだな」

30

エース

 「さあ勝負だ!」

31

 「これまた相変わらずの展開!道端でファミコン・・いろいろ突っ込みたいことはあるがまあとにかくゲームスタート!」

32

たくや

 「まずは敵を倒しつつパーツを集めるんだ!」

33

あすか

 「OK!最初からとばすね!ゲーム拳!30連打ぁぁ!」

34

エース

 「ふっ・・なら俺も!ゲーム拳30連打ぁぁ!」

35

エミー

 「アンビリーバボ〜!」

36

たくや

 「ばかな!30連打だと!」

37

あすか

 「そんなぁ・・なぜ30連打が出来るの?」

38

たくや

 「しかも攻略パターンがあすかと同じだ!」

39

 「互いにほぼ同時にロボットにパワーアップ」

40

たくや

 「ロボットになると攻撃力が増すがあたり判定も大きくなる!気を付けるんだあすか!」

41

あすか

 「わかってるよ!」

42

 「2人はほぼ同時にステージをクリア!」

43

ゆきな

 「ごかくだよぉ」

44

たくや

 「あすかとまったく同じ動き・・おまえは一体何者だ!」

45

エース

 「教えてやろうかな・・おれはあすかを倒す為に作られたファミコンサイボーグ!おまえの動きをすべてプログラミングされているのさ!」

46

あすか

 「なんですって!?」

47

たくや

 「次世代ゲーム機普及・・面倒だから省略だ!はそんな技術力を持ってるのか!」

48

エミー

 「だとしたらずっと同じ展開で〜す!」

49

エース

 「いや・・違うな!あすかは人間・・俺はサイボーグ、同じ動きをしていれば人間はいずれ疲れてくる。でもおれは疲れないのさ!」

50

たくや

 「でもなんで男の子の姿なんだ!」

51

エース

 「そんなの知らない!総統の意思だ!」

52

謎の男

 「へックション!」

53

ゆきな

 「敵のボスは少年趣味と・・・メモメモ」

54

エース

 「メモるな!」

55

エミー

 「敵のボスは変態で〜すっと・・メモメモ」

56

エース

 「そっちもめもるな!」

57

 「そんな中あすかに疲労が見えてくる」

58

あすか

 「はぁはぁ・・」

59

たくや

 「ずっと30連打を繰り返してるから体力が持たないんだ・・それに比べてあいつは涼しい顔をしている!」

60

エース

 「そろそろ俺の勝ちが決まるかな?」

61

エミー

  「このままではあすかの負けが決定で〜す」

62

ゆきな

 「人間がコンピュータに負けちゃうの?」

63

あすか

 「このままじゃ終わらない!コンピュータの予想を上回れば!・・・お願い私の腕!もってね!」

64

 「するとあすかは腕の振り方をさらにスピードアップさせた!」

65

あすか

 「ゲーム拳!40連打ぁぁ!」

66

たくや

 「40連打だと!?」

67

エース

 「ついていってやるさ!ゲーム拳!40連打ぁぁ!」

68

 「するとエースも40連打を開始!」

69

たくや

 「だめだ!それを長く続けたら腕が壊れてしまう!」

70

エース

 「無駄さ!ほらほら!」

71

あすか

  「私は・・・絶対にあきらめない!」

72

 「さらに勢いの増すあすかの連射!するとエースに異変が・・」

73

エース

 「なんだ!?体が・・・」

74

 「エースの体から煙が噴出す」

75

たくや

 「そうか!?あいつは限界地点を越えたからオーバーフローを起こしてるんだ!」

76

あすか

 「確かにコンピュータは完全無欠で正確かもしれない。でも人間は成長することが出来るのよ!」

77

エース

 「だめだ!これ以上やったら俺が壊れちゃうぜ!」

78

 「エースはコントローラを離す」

79

エース

 「くそ〜これで終わったと思うなよ!必ずおまえを倒す!」

80

 「そそくさと引き上げるエース」

81

たくや

 「次世代・・・恐るべき奴らだな」

82

ゆきな

 「段々省略されていきますね♪」

83

エミー

 「名前が長すぎま〜す!」

84

あすか

 「もっともっとファミコンがうまくならないと・・・」

85

 「場所はかわって次世代・・・」

86

謎の男

 「だから省略し過ぎ!」

87

エース

 「実際長すぎますよ・・言いづらいし・・」

88

謎の男

 「やはりケチってファミコンのCPUを使ったのがまずかったな・・今度はセガ・メガドライブのCPUを載せてやる」

89

 「おとなしくプレステ2のCPU載せたほうがいいんじゃないのか?・・とそんな突込みを入れつつ14話はこれにて終了。」

90

 次回予告

91

あすか

 「久々にファミコン大会に出場するあすか!そこに現れたのは謎の体育会系ゲーマー。体力に物を言わせあすかに襲い掛かる!次回ファミコンクイーンあすか第十五話「あすか、夕日に向かってはしる?」あすか、ファミコンしちゃいま〜す♪」