[PR] この広告は3ヶ月以上更新がないため表示されています。
ホームページを更新後24時間以内に表示されなくなります。

 

第3部

原作:がんきち


第百十話「真実!」

登場人物

あすか♀(22歳)・・・かつてファミコンクイーンと呼ばれた伝説のファミコン戦士。現在はファミコンの普及と新たなるファミコンクイーン発掘を目的としたファミコン普及委員会のエージェント。腕の手術をして再び現役復帰!

マリア♀(17歳)・・・新たなるファミコンクイーン。あすかの50連打を超える70連打「旋風連弾K(せんぷうれんだんケー)」を必殺技にもつ。

けんじ♂(23歳)・・・新生ファミコン普及委員会委員長。なぜ委員長になったか本人もわからないw。相変わらずあすかのしりにひかれているw。

たくや♂(37歳)・・・元祖解説キャラ。あすかのいとこで現在世界を股にかけるファミコンジャーナリスト。

総統♂(5?歳)・・・元次世代機普及委員会の総統にしてとしの父親。現在刑務所で刑に服しているが、改心し現在は模範囚になっている。

N♂♀不問・・・文字通りナレーションww


1 N 「刑務所の前に立つファミコン普及委員会の面々」

2 けんじ 「意外にあっさりとし君と連絡が取れたな」

3 マリア 「はい、PC立ち上げたらメッセにあがってましたw」

4 あすか 「これでアポが取れたから総統と話が出来るわね」

5 たくや 「とにかくはいろう!」

6 マリア 「第百十話「真実!」」

7 N 「面会室で待つ面々、すると総統がはいってくる」

8 総統 「久しぶりだな、ファミコンクイーンあすか。まさか君が私を頼ってくるとはな」

9 あすか 「私もあなたに頼ることになるとは思わなかったわ」

10 けんじ 「とし君から詳しいことは聞いてると思うが・・」

11 総統 「サイボーグとファミコンについてか・・・」

12 あすか 「ええ」

13 総統 「私が元ゲーム会社のプログラマーだったことはしっているな?」

14 たくや 「そういえば昔そんなことを言っていたな」

15 総統 「私はゲームのプログラミングのかたわら、個人的な趣味でロボット工学の勉強をしていた・・」

16 マリア 「ロボット工学?」

17 総統 「すでに私は根本となる二足歩行のシステム、そしてCPUが自らの意志で行動する自立プログラムの開発に成功していたのだ!」

18 けんじ 「自立プログラム・・」

19 総統 「だがそのほかの機動回路の開発に難航していた・・そんなとき、私の前に一人の男が現れた・・その機動回路の開発の手助けをする代わりにそれらの技術を自由に使わせてほしいという物だった・・そしてこれからの人生をすべてバックアップすると・・」

20 たくや 「そいつはいったい何者なんだ?」

21 総統 「その後様々な資料や開発資金が私に送られてきた・・ゲーム会社では私の腕を認められずないがしろにされていた頃だ・・これに成功すればファミコンソフトの開発などに甘んじる必要はない・・私は会社を辞めサイボーグ開発に集中することにした。」

21 マリア 「それでサイボーグの開発は成功したんですね・・・」

22 総統 「最初に完成したのはエースだった。人間と寸分変わらぬ完成度を誇った。」

23 あすか 「エース・・・」

23 総統 「さらにその後私の影武者が完成した」

24 けんじ 「俺たちが戦った奴だな・・」

25 総統 「あれは緊急に備え機動停止した状態で保管されていた。サイボーグ制作のノウハウはすべてあの男に送られた・・・だがあるとき私は沸々と怒りを覚え始めた。これほどの技術力を持つ私をないがしろにしたファミコン業界・・そんなときだ・・再び私の前に男が現れた・・・そして次世代機普及委員会の話を聞かされたのだ!」

26 あすか 「それでファミコンの普及を妨害し始めたのね」

27 総統 「男は圧倒的な資金を私の与えた。それで同じファミコンで苦労した人間とエースを使い次世代機を普及させファミコン抹殺を企てたのだよ」

28 たくや 「だがそれもあすかに阻止された」

29 総統 「それもすべてあの男の意志だったのだよ・・・」

30 マリア 「どういうことですか?」

31 総統 「我々の存在はすべてファミコンのためにあった・・・」

32 けんじ 「ファミコンのため?」


33 総統 「我々はあの男によってファミコンの普及の足がかりに使われたのだ!」

34 たくや 「話がさっぱり見えてこないぜ」

35 あすか 「もっとわかりやすくはなして!」

36 総統 「次世代機普及委員会はあの男の意志によりファミコン普及の引き立て役・・かませ犬にされたのだよ・・おまえ達に負けることが次世代機普及委員会の存在価値だった・・」

37 マリア 「え?」

38 総統 「あすか・・おまえに倒され次世代機普及委員会は崩壊した。だがそれではファミコンのライバルはいなくなる。いつの世もライバルがいることで光り輝く物があるのだよ・・ライバルを失ったファミコン普及は新たなライバルを必要とした・・」

39 けんじ 「それが新たに作られた次世代機普及委員会・・」

40 総統 「警察に捕まり身動きがとれなくなった私に変わりあの男はわたしの影武者であるサイボーグを起動した。そして私の提供したノウハウを使い次々とサイボーグを作り出した・・」

50 けんじ 「それがジョーカーたちか・・」

51 総統 「私はあの男の真の目的をしりそれを阻止するためあすかに倒され機動停止したエースを遠隔操作で再起動させた。そしてそれをサポートするためにかつて作っていた女性型サイボーグソリティアと共にな・・だがソリティアは完全体ではなかった。善悪の善し悪しがつかなかったソリティアはあっさり偽の総統になびいてしまった」

52 あすか 「そんなことが・・」

53 総統 「サイボーグはあの男によって今も作られ続けている・・おまえ達と戦い負けるためにな!サイボーグ達は自分たちが負けるために作られているは知らない・・私もサイボーグ制作を間違った方に向けてしまったが奴はさらにひどい使い方をしているのだ!」

54 マリア 「そんなこと許されない!」

55 総統 「私が言えるのはそこまでだ・・・あの男が何者なのか・・それは私にもわからぬ・・」

56 たくや 「いいとこまで突き詰めたのにな・・・」

57 あすか 「とにかくその男の正体を調べることね!じゃなきゃ先には進めないわ!」

58 たくや 「少し俺も詳しく調べてみるか」

59 けんじ 「お願いします!」

60 総統 「これから先ファミコン戦士達の意志の強さがすべてを決める・・・それを忘れるな!」

61 あすか 「ええ!」

62 マリア 「はい!」

63 N 「一つの謎が解け新たな謎が生まれる!ファミコンクイーンたちの命運は!」

64 N 「次回予告!」

65 マリア 「ふたたびファミコン戦士の前に現れるサイボーグ!あすか、マリアが戦いを挑む!次回ファミコンクイーンあすか第百十一話「あすか!」次回もファミコンで燃えちゃうぞ♪」