第百三話「旋風連弾K(せんぷうれんだんケー)」
登場人物
あすか♀(21歳)・・・かつてファミコンクイーンと呼ばれた伝説のファミコン戦士。現在はファミコンの普及と新たなるファミコンクイーン発掘を目的としたファミコン普及委員会のエージェント。 |
1 N 「ついにマリアと委員長が激突する!」
2 委員長 「70連打だろうが100連打だろうが所詮は人間!長続きはしない!私は安定して50連打をだせる。そちらの方が勝てる見込みがあるのだよ!」
3 マリア 「絶対にあなたを打ち破ってみせる!」
4 ゆうき 「すでにやつとの差は1Km・・・もうマリアちゃんの旋風連弾(せんぷうれんだん)Kにかけるしかない!」
5 あすか 「ごめんなさい・・私のせいで」
6 ゆうき 「あやまってる暇があるならマリアちゃんを応援しろ!」
7 あすか 「はい!」
8 マリア 「さあ!今日もファミコンで燃えちゃうぞ♪」
9 委員長 「ふははは!さあここから逆転してみるがいい!」
10 マリアM 「旋風連弾(せんぷうれんだん)Kでいくらかは差を縮められる・・でもそんなに長い時間はできない・・追いつけるかなぁ・・・」
11 委員長 「何を考え事をしている。そんなことではいつまでも追いつけんぞ・・」
12 マリア 「考えても仕方がないわ!いくわよ!旋風連弾(せんぷうれんだん)K!」
13 N 「70連打をはじめるマリア。少しずつ差を縮めていく・・」
14 あすか 「がんばってマリアちゃん!」
15 ゆうき 「ペースがはや過ぎる・・最初からあんなに飛ばしたら後半持たないぞ!」
16 委員長 「そのまま使いつづけて自滅するがいい!」
17 マリア 「旋風連弾(せんぷうれんだん)Kはこうたを助けるための技!あなたなんかに敗れてたまるもんですか!」
18 委員長 「強がりか・・」
19 マリア 「そして旋風連弾(せんぷうれんだん)Kはこうたに見せるまで進化を続けるのよ!」
20 委員長 「なに?」
21 マリア 「こうよ!」
22 N 「マリアは70連打と50連打を交互に使い分ける!」
24 ゆうき 「そうか!マリアちゃんにこれまでの過酷な戦いで50連打を通常の連射と同じように使えるんだ!」
25 あすか 「わかった!つまり70連打の合間に体力的に問題のない50連打をはさむことで腕を休憩させているんですね」
26 ゆうき 「これなら長時間の連射に耐えられる!100kmとはいえ連射すればするほどそのタイムは短くなる!タイムは短ければ連射する時間は短くなる!」
27 あすか 「そしてそうなれば50連打と70連打を使うマリアちゃんの方が50連打しか使わない委員長より有利!」
28 委員長 「おのれ〜!」
29 マリア 「怒って50連打以上の連射を使っちゃう?そうなったらあなたの負けよ!」
30 委員長 「人間がそうならばサイボーグにとっても同じこと!50連打を冷却時間に使えば100連打も可能!」
31 マリア 「くっ・・そうこられると・・」
32 ゆうき 「いや!確実に委員長を追い詰めている!あせるなマリアちゃん!」
33 マリア 「はい!」
34 委員長 「行くぞ!100連打!」
35 N 「再び差が開き始める」
36 あすか 「これじゃ負けちゃう!」
37 あすかM 「お願い!奇跡がおきて!」
38 N 「すると委員長の連射が突然鈍くなる」
39 委員長 「なに!?どういうことだ!」
40 ゆうき 「なるほど・・・」
41 あすか 「え!?」
42 ゆうき 「やつは用意周到にこのハイパーオリンピック勝負に挑んだ・・奴のプログラムにも前もってプランが打ち込まれているんだ!」
43 マリア 「それが一体・・」
44 ゆうき 「つまりさいしょから奴は50連打だけで勝てると見込んでプログラムしていた。それが突然100連打なんかしたからプログラムが狂い始めているんだ!」
45 あすか 「じゃあ!」
46 ゆうき 「この勝負、マリアちゃんの勝ちは決まったようなもんだ!」
47 委員長 「くそ〜50連打に戻さねば!」
48 N 「しかし50連打に戻らず100連打のまま」
49 ゆうき 「プログラムの修正が聞かないくらい滅茶苦茶にバグっているらしいな!」
50 N 「例によって煙を噴き始める委員長」
51 委員長 「連射の速度が落ち始めている!?」
52 あすか 「内部を冷却させるために内部の保護回路が動いているのね・・」
53 ゆうき 「100連打なんて無茶なことをしたんだ。保護回路が切れるまで相当時間がかかる」
54 N 「その間にマリアが委員長を追い抜かす」
55 マリア 「70連打できめるわよ!」
56 N 「一気に差を離すマリア」
57 委員長 「ぐわ〜」
58 N 「小さな爆発が委員長の体のあちらこちらで起こる。そして皮膚が剥げ落ち中の機械が顔をのぞかせる」
59 マリア 「このままゴール!」
60 N 「マリアがゴールすると同時に崩れ落ちる委員長」
61 あすか 「マリアちゃん!やった〜♪」
62 マリア 「ありがとうございます!」
63 N 「立ち上がろうとする委員長、しかしわずかに体が動くだけで立ち上がれない」
64 ゆうき 「無駄だ・・やめておけ」
65 委員長 「勝ったつもりか?ファミコン戦士ども・・」
66 ゆうき 「なに!?」
67 委員長 「すでに計画はカウントダウンに入っている・・・洗脳プログラムはわれらが委員会のホストコンピューターにインストールされ配信のカウントダウンに入っているのだ!」
68 マリア 「なんですって!?」
69 委員長 「もう・・すべては動いている・・・貴様らの絶望に満ちた顔がみれなくて残念だ・・・さらば!ファミコン戦士!・・・」
70 N 「完全に停止する委員長」
71 ゆうき 「奴の言うことがほんとだとすればすぐに次世代本部に戻らなければ!」
72 マリア 「はい!」
73 ゆうき 「あすか!お前はエドワードと病院に行くんだ!エミーとゆきなちゃんに連絡しておく!」
74 あすか 「私も行きます!」
75 マリア 「あすかさん!後は私にまかせてください!」
76 あすか 「でも・・」
77 ゆうき 「あすか!おまえが選んだファミコンクイーンだろ?信じろ!」
78 あすか 「・・・・」
79 ゆうき 「あとはマリアちゃんに任せるんだ!」
80 マリア 「絶対に奴らの好きにはさせません!」
81 あすか 「もう立派なファミコンクイーンなんだね。マリアちゃん!」
82 マリア 「あすかさんに負けないファミコンクイーンになるのが夢なんです!」
83 あすか 「任せたわよ!マリアちゃん!あなたは新たなるファミコンクイーンよ!」
84 マリア 「はい!」
85 ゆうき 「行くぞ!マリアちゃん・・いや・・ファミコンクイーンマリア!」
86 マリア 「はい!」
87 N 「次回予告」
88 マリア 「激しい戦いを続けるとしと、こうた!その戦いにも決着が・・そして総統の野望が暴走する!次回ファミコンクイーンあすか第百四話「死闘!」次回もファミコンで燃えちゃうぞ♪」