第2部

原作:がんきち


第百二話「ゼロパーセント!」

登場人物

あすか♀(21歳)・・・かつてファミコンクイーンと呼ばれた伝説のファミコン戦士。現在はファミコンの普及と新たなるファミコンクイーン発掘を目的としたファミコン普及委員会のエージェント。

マリア♀(16歳)・・・新たなるファミコンクイーンの資質をもった女の子。あすかの必殺技ゲーム拳50連打をみようみまねで覚えるなど天才ぶりを発揮する。

ゆうき♂(37歳)・・・伝説のファミコンゲーマー。現在はファミコン普及委員会アメリカ支部に所属している。すべてのファミコンゲーマー憧れの的。

委員長♂(37歳)・・・ファミコン普及委員会委員長。ファミコンの復権を夢見ている。しっかりとした性格でナイスミドルw

N♂♀不問・・・文字通りナレーションww


1 N 「本性を現した委員長と激突するマリア達」

2 委員長 「さあはじめよう!」

3 ゆうき 「まずは俺からいくぜ!」

4 N 「ゲームスタート!」

5 ゆうき 「ゲーム拳50連打ぁぁぁ!」

6 委員長 「私も50連打だ!」

7 N 「50連打同士のぶつかり合いでまったく互角の展開」

8 あすか 「完全に持久戦だわ!」

9 マリア 「でもゆうきさんすごい!同じ50連打なのに迫力が全然違う!」

10 あすか 「あれが正真正銘本物の50連打なのよ」

11 委員長 「ふふふ・・そろそろ10分・・もう疲れてきたのではないか?」

12 ゆうき 「何いってやがる!まだまだだぜ!」

13 委員長 「やせ我慢がいつまで続くかな?」

14 マリア 「そろそろ私が・・」

15 あすか 「いえ!わたしがいくわ!」

16 ゆうき 「いけるか?」

17 あすか 「マリアちゃんには旋風連弾K(せんぷうれんだんケー)がある!あれなら長い時間はできなくても短期間70連射程度でる!私の遅れをマリアちゃんが補って!」

18 マリア 「はい!」

19 委員長 「ふははは!どんなことをしようがおまえたちが勝つ可能性はゼロパーセントだ!」

20 あすか 「絶対にあきらめない!最後まで精一杯戦うのがファミコン戦士よ!」

21 委員長 「ならば来るがいい!」

22 あすか 「ゲーム拳40連打!」

23 N 「ロッキーの50連打からあすかの40連打に代わったことで差が開く」

24 あすか 「くっ・・」

25 ゆうき 「あせるな、あすか!まだまだ先は長い!俺とマリアちゃんでフォローする!」

26 あすか 「はい・・・」

27 マリア 「なんかあすかさんあせってる気が・・」

28 ゆうき 「あすかは今50連打が使えず俺たちにおとっていることに焦りを感じているんだ。」

29 マリア 「そんな・・」

30 ゆうき 「今は俺たちを信じてほしいのだが・・」

31 あすか 「このままじゃどんどん差が開いちゃう・・どうすれば・・」

32 委員長 「ふははは!どうした?それでもファミコンクイーンか?」

33 あすか 「腕さえもってくれれば・・」

34 N 「そのときゆうきがあすかの異変に気付く」

35 ゆうき 「!?いかん!あすか!だめだ!」

36 マリア 「え!?」

37 あすか 「ゲーム拳!50連打!」

38 N 「50連打をはじめるあすか」

39 ゆうき 「やめるんだ!それ以上50連打をしたら二度とファミコンができなくなるぞ!」

40 あすか 「でも私が50連打をしなければ負けちゃいます!」

41 マリア 「私たちに任せて!」

42 あすか 「あ〜!?」

43 N 「腕をおさえながらうずくまるあすか」

44 ゆうき 「マリアちゃん!交代するんだ!」

45 マリア 「はっ・・はい!」

46 N 「あすかと交代するマリア」

47 ゆうき 「ばか!なんて無茶をするんだ!」

48 あすか 「無茶はゆうきさん譲りですよ・・・あは・・」

49 ゆうき 「とにかく後は俺とマリアちゃんに任せろ!」

50 あすか 「はい・・・」

51 委員長 「さあ・・この差をどう縮めるのかな?」

52 マリア 「覚悟しなさい!私があなたを倒す!」

53 N 「次回予告」

54 マリア 「最大のピンチにみまわれたマリア達。そんな中マリアが逆襲に転じる!次回ファミコンクイーンあすか第百三話「逆襲の旋風連弾K(せんぷうれんだんケー)」次回もファミコンで燃えちゃうぞ♪」