原作:がんきち
プロローグ「ファミコンクイーン誕生!?」 1 N 2 あすか 3 N 4 ゆきな 5 あすか 6 ゆきな 7 あすか 8 N 9 あすか 10 N 11 あすか 12 N 13 おじいさん 14 あすか 15 おじいさん 16 あすか 17 おじいさん 18 あすか 19 おじいさん 20 あすか 21 おじいさん 22 あすか 23 おじいさん 24 あすか 25 おじいさん 26 あすか 27 おじいさん 28 あすか 29 おじいさん 30 あすか 31 おじいさん 32 あすか 33 N 34 あすか 35 おじいさん 36 あすか 37 おじいさん 38 あすか 39 N 40 あすかM 41 あすか 42 おじいさん 43 あすか 44 おじいさん 45 あすか 46 N 47 ゆきな 48 N 49 あすか
登場人物
あすか♀(16歳)・・・良くも悪くも普通の女の子だったがファミコンとの出会いで次第にファミコン戦士へと成長していく
ゆきな♀(16歳)・・・あすかの親友。ゲーム好きだがゲームの面白さよりも登場キャラのイケメン目的という軟派ゲーマw
おじいさん♂(70歳)・・・おもちゃ屋の店主。年をとっているがゲームの腕はかなりのもの。あすかにファミコンの楽しさを教える師匠的存在。
N♂♀不問・・・文字通りナレーションww
「かつて世界中をブームに巻き込んだ一つのゲームマシーンがあった!「ファミリーコンピュータ」通称ファミコン!時は過ぎファミコンは人々の記憶から忘れ去られ派手なビジュアルと音楽が鳴り響く「プレイステーション2」通称プレステ2が人々の心を捉えていた!
プロローグ「ファミコンクイーン誕生!?」
「とある高校。その放課後、二人の女子高生が他愛もない世間話をしていた。」
「ねえねえ、新しいRPG買ったんだけどうちくる?主人公がかっこいいんだぁ」
「へぇ、みたいなぁ」
「じゃあ一度着替えたらおいで」
「うん♪」
「家路を急ぐあすか・・・しかしとあるおもちゃ屋のショーケースで動いていた一つのゲームマシーンに目が止まる」
「ふにゃ?なんだろ?これ」
「赤と白のゲームマシーン。それで動いていたのは「パックマン」というゲームだった。黄色い円がパクパク口を動かしながらえさを食べるそのシーンをみてあすかは今までにない何か変な感情を抱いた。」
「か・か・か・・・・かわいいぃぃぃぃぃ!なにこれぇ、面白そうだしぃ♪」
「そこへふと店の中から怪しいじじい・・・もといおじいさんが現れあすかに声をかける」
「おや?ファミコンに興味があるかね?」
「なんか映像とかしょぼいけどすごく興味があります!」
「そうかぁこれは昔流行ったゲーム機でね・・今ではプレステなんて物にみんなうつつを抜かしているがかつてはみんなこのゲームで遊んだんじゃよ」
「これって売ってるんですかぁ?」
「残念だが売り物じゃないんだよ・・」
「そ、そうなんですかぁ・・」
「だが君がこのゲームで私に勝てたらこの本体をただであげようじゃないか!」
「え、えぇぇぇぇぇ!ほんとですかぁ?」
「そのかわりカセットは買ってもらうよ?こっちも商売だからね。もちろん安くはするが・・」
「うわ〜がんばりますぅ!」
「だが君はゲームをしたことあるのかな?」
「プレステならば・・・」
「まあなんとかなるだろう・・対戦ゲームは「スターフォース」シューティングゲームじゃな」
「敵をバンバン打ったりするやつですね」
「そう、できるかな?」
「おじいさんこそゲームなんて出来るんですかぁ?」
「ふふふふ・・わしは若い頃からブロック崩しでならしたもんじゃ!」
「ブロック・・・崩し?」
「まあよい・・では参るぞ!」
「は〜い♪あすか、ファミコンしちゃいま〜す♪」
「ゲームスタート!しかしおじいさんは見かけによらずすばやいコントロールさばきで自機をコントロール。ファミコンに触ったのはこれが初めてのあすかは敵の弾をよけるのが精一杯だった・・・勝敗は見えていた」
「そんなぁ・・・(涙)」
「ふふふふ・・・プレステなんぞにうつつを抜かしているからじゃな」
「うううう・・・(涙)」
「これでファミコンはやらん!・・・といいたいところだが・・ファミコンに心を奪われたようじゃからなw特別に1000円で売ってやろう!」
「1000円!?・・うう(涙)あるかなぁ・・」
「財布を見るあすか、そこには1000円冊が一枚・・」
「これ買ったら今月のこづかいがぁ(涙)でも・・・でも」
「買います!」
「ではおまけとしてこのスターフォースをやろう!」
「わ〜い♪おじいさん!これで練習してまた勝負してもらってもいいですかぁ?」
「ほう?わしに再戦をいどむか?よかろう!」
「やったぁ♪おじいさんありがとう!」
「ニコニコしながら家路につくあすか!かくして、ファミコンクイーンあすかが誕生するのである!・・・・って、何か忘れてませんか?」
「あすかぁ!わたし待ってるのにぃ!あはぁ〜ん♪主人公かっこよすぎぃ♪」
次回予告
「すっかりファミコンの虜になるあすか!ネットや古本屋でファミコンの情報を手に入れていく。そんな時あるファミコン戦士の存在を知る。次回ファミコンクイーンあすか第2話「伝説の男」。あすか!ファミコンしちゃいま〜す♪」